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津野山古式神楽と秋の四国遍路を訪ねる旅


前から一度訪れたかった津野山古式神楽。
お天気も良さそうなので出かけることにしました。


2016. 11. 13 (日)


朝、8時半ごろに家を発って、11時過ぎに明石海峡大橋を通過。
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淡路SAで休憩。 明石海峡です。
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12時半ごろ、淡路島門崎に到着。 むか〜し、ツーリングで立ち寄ったことがあり、懐かしい。
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大鳴門橋を渡って、



この後、大塚国際美術館に立ち寄りました。世界の名画を陶板で複製し展示しています。
大変な技術と手間がかかったものだろうとは思いましたが、
やはり細かいところまでじっくり見ると写真でいうピンボケのような感じで、やはり実物にかなうものなし、と感じました。
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現在鳴門の町にいます。
今夜は鳴門の町のスーパーの駐車場で車中泊です。
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明日は四国遍路の一番札所から順にいくつかお寺さんを廻ります。


2016. 11. 14 (月)


鳴門で朝を迎えました。
お天気は曇り空で、予報によると午後辺りから雨が降りだすようです。
今日は一日お寺さん巡りだから雨でもモーマンタイです。

1番札所の霊山寺(りょうぜんじ)です。
ここでお遍路の衣装一式揃えるかどうしようかと悩みましたが、
そこまで信仰心が深いわけでもなく、結局そのままの格好で廻ることとしました。
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2番札所の極楽寺です。
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長命杉は弘法大師のお手植えとされ、樹齢は1100年以上、樹高30m以上、幹の周囲6m以上。
この木に触れると、その逞しい生命力の感応によって長命を保ち、天寿を全うすることができるとされ、この名が付いたそうです。

 





3番札所の金泉寺(こんせんじ)です。
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このあと4番札所の大日寺に向かう途中、あせび温泉の看板を見つけたので立ち寄りました。
アルカリとありましたがツルツル感もなく無色透明の全く癖のない水質でした。
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4番札所の大日寺(だいにちじ)です。
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弁財天は現代のもので、徳島の方が、今の美智子皇后陛下を石に彫ったものだそうです。

 



5番札所の地蔵寺です。
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境内のたらちね銀杏は樹齢800年以上。







日本一の規模を誇る奥之院の五百羅漢も拝観しました。
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6番札所の安楽寺です。
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7番札所の十楽寺(じゅうらくじ)です。
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8番札所の熊谷寺(くまたにじ)です。
少し離れたところに仁王門がありました。
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本堂の鴟尾(しび)です。 鬼と龍と鯱の合体系 \(◎o◎)/!





9番札所の法輪寺です。
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今日の最後、10番札所の切幡寺(きりはたじ)です。
山門は山に上がる手前にありました。
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この後、吉野川ハイウエイオアシスまで走って、今晩はここで車中泊です。
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明日は午後から津野山古式神楽があるので、高知県の津野町まで走ります。


2016. 11. 15 (火)


吉野川ハイウエイオアシスでの朝、昨夜からの雨が残っていて山には霧が掛かっていました。
ハイウエイオアシスから吉野川です。



徳島自動車道から高知自動車道に入って直ぐの新宮で下りて
霧の森菓子工房 新宮本店に立ち寄ってみました。 この辺は新宮茶というお茶の産地なんだそうです。
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散策道で川に下りてみました。 しっとりした中でモミジがきれいでした。



霧の森菓子工房の庭園です。



茶フェにてコーヒーと森ブランを頂きました。 おしゃれな室内、見上げると・・。

 

再び新宮より高知自動車道にのって、一挙に須崎まで。 須崎東ICで下り、R197にて津野町に着きました。
北川川の紅葉です。
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グーグルマップで、郷麓温泉の先に神楽が奉納されるという河内五社神社があるのを確認して行ってみたら気配なし。
今夜泊まる予定の郷麓温泉で聞いてやっとたどり着きました。
こちらが神楽が奉納される河内五社神社です。(グーグルマップでは神社が載っていません)
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ここで、津野山古式神楽について   −津野町教育委員会作成のパンフレットより−

津野山古式神楽の由来

津野山古式神楽は延喜13年(913年)、藤原経高が京より津野山郷(現在の津野町旧東津野村、梼原町)に来国し、
開拓を始め三嶋神社を祭り始めた当時より、神話を劇化した神楽を伝えたものと言い伝えられています。
五穀豊穣、無病息災、その他を祈願して、秋祭りには氏子が神社へ奉納します。 その他にも稀に氏子が願ほどきに奉納することもあります。
舞は、11の素面の舞と、6つの面を付けての舞、計17の舞があり、六調子という足の運び、膝折り、鳥飛びなど数種の所作があります。
これら17の舞を舞い納めるには約8時間を要します。 舞人は神職と舞太夫で、独特の囃子は、現代音楽のロックのリズムに相通ずるものがあります。
津野山一帯の神社には、神前の4m四方の舞殿が設けられていて、ここで神楽を奉納します。
秋の取入れも終わり、すっかり紅葉した山峡に、神域の杉並木に見え隠れする神社のしじまを破ってこだまする神楽太鼓、
きれいに着飾った町民たちの宮入りが続き、舞殿の周囲にはすでに酒がまわってご機嫌になった人たちが話に夢中になる。
神楽太鼓が鳴り始めるとみんなの視線は舞殿の上に注がれ、舞太夫の舞がその極に達したころ、
「よう舞う、よう舞う」の声援が飛ぶ。 飲みながら、しゃべりながら、神と人とが一体となって楽しむ神楽。
この思い出は津野山人の心の故郷です。
町の若者たちによって受け継がれている神楽は、これからも絶えることなく、貴重な文化遺産として守り育てられます。

1. 宮入(みやいり) −素面四人舞−
  これから神楽を始めますという報告と神楽の心得えを確認する舞です。
    〜♪ うれしくも飛び来る玉虫の かけばや袖に光かがやく 〜♪

2. みそぎ −素面四人舞−
  心身の清めと神楽の由来をのべ、神様のご光臨をお願いする舞です。

3. 幣舞(へいまい) −素面二人舞−
  これから始まる15種の舞の前奏的なものであり、津野山古式神楽の基本の舞でもあります。
  採り物が幣と扇子なので幣舞と呼ばれています。

4. 手草(たぐさ) −素面二人舞−  4.5.はセットのようです

5. 天の岩戸(あまのいわと) −面舞一人舞−
  天照大神(あまてらすおおみかみ)が須佐男(すさのお)の乱暴を憎んで天岩戸に隠れられ、世の中が真っ暗になってしまいました。
  八百万の神々は岩戸の前に集まって舞いました。
  天佃女命(あめのうずめのみこと)の舞がおかしくて一同が笑い出したので、天照大神は何事が起ったのかとすこしだけ岩戸を開かれました。
  手力男神(たじからおのみこと)がすかさず岩戸をこじ開けて天照大神を引き出しました。
  そして、ようやく世の中が明るくなっという古事記の内容をアレンジした舞です。
  手草(たぐさ)とは天佃女命が天の香山の日影かづらをたすきにかけ、天の真折(まさき)を髪飾りにして、
  天香山の小竹葉を手草に結んで踊ったという古事記の中から手草と名付けたものと思われます。
  天の岩戸は唯一の女舞です。

  手草(たぐさ)/歌ったり舞ったりするときなどに、手に持つもの。神楽の採り物としての笹など。
  天の真折(まさき)/テイカカズラと考えられているが、ツルマサキ、サンカクヅルとする説もある。

6. 悪魔祓(あくまばらい) −素面四人舞−
  天照大神の直系の君たるべき土地に先住していた人々の中には従わない人々もいました。
  天照大神の御方針に従わない人たちのことを、あらぶる神や鬼神、悪魔と見立てて、それらを征服されていく過程を劇化した舞です。
  四人が刀と扇子をもって舞います。

7. 大蛮(だいばん) −面舞五方神素面六人舞−
  大蛮(だいばん)は、悪魔祓いの後半、中つ国のあらぶる神の象徴として登場します。
  あらぶる神を従えるために東西南北の神と中神の五方の神が征服するまでを劇的に表現している舞です。
  この大蛮の面は鬼面でありながらも妖気を感じさせない親しみのある面です。
  初参りの子どもを一人一人抱いて舞います。 子どもの無病息災の祈願と氏子入りをします。
  子どもには地獄のような(笑)舞ですが大人たちは大笑い! ここの氏子は生まれた年から神楽と触れ合えるのですネヽ(^o^)丿

8. 花米(はなよね) −素面一人舞−
  今日の願い事を花米を捧げ、舞人は三宝に白米を奉持して五方の神々に感謝の祈りを捧げます。
  天地五方の神、処々の神々に安全を祈願するおごそかな舞です。

9. 二天/二剣(にてん) −素面二人舞−
  始めに神剣(草薙の剣)の由来を述べ、その功徳をたたえて舞い、続いて金山彦の使い神が現れ「山探し」の舞へと移ります。

10. 山探し(やまさがし) −面舞一人舞−
  金山彦の使いの神が紛失した宝剣を探し求めて歩くことから始まり、宝剣を見つけて歓喜と感謝の絶頂のところで舞は終わります。
  面をつけ、最初は衣を頭から被って舞い始め、動きや衣で、憂愁、噴怒、歓喜と表情が変っていくかに見えます。

11. 弓舞(ゆみまい) −素面一人舞−
  弓の由来を述べ、弓をたたえ、弓を潜り抜けて舞います。

12. 鬼人退治(きじんたいじ) −面舞二人舞−
  古事記に出てくる大国主命(おおくにぬしのみこと)の御子、建御名方神(たけみなかたのかみ)と戦われた
  建御雷命神(たけみかづちのかみ)の神話をアレンジした舞です。
  建御雷命神は黒面で、表情が動いているかと思えるような面で、引き締まった口元と吊り上った目じりが特徴です。
  建御名方命神は赤面で、一般鬼面が使われています。

13. 猿田彦(さるだひこ) −面舞一人舞−
  天孫迩々芸命(ににぎのみこと)御降臨にあたり、先導を承った猿田彦命(さるだひこのみこと)を神楽化したもので、鼻の長い面をつけ舞います。
  静かなうごきながら力強さを感じる舞です。

14. 折敷舞(おしきまい) −素面一人舞−
  折敷(盆)を使ってアクロバット的な余興舞です。盆を操る技術は必見です。

15. 妙見(みょうけん) −素面二人舞−
  妙見(星)の神徳を称える舞です。

16. 恵比寿舞(えびすまい) −面舞一人舞−
  事代主神(恵比寿様)の鯛釣りという神話をアレンジした舞で、穏やかなほほえみいっぱいの恵比寿面をつけ、
  ユーモラスな舞姿は観衆の顔をほころばせます。観客と一体になって楽しめる舞です(^_^)/
  ただ、この恵比寿さん・・・なかなか欲深い!(笑)

17. 四天の舞(してんのまい) −素面四人舞−
  五元の神に感謝し、神楽が無事に終了したことを報告し、今後も氏子をお守りいただけるよう祈りを込めた最後の舞です。
  四隅に着座して天津祝詞(あまつのりと)を奏します。剣を抜き放して四人で舞い願いをとくこの舞は気高く壮重です。
  〜♪ 氏子をば守りたまえよ千代までも 平なる岩の森となるまで 〜♪


神楽は13時30分に始まりました。
もう少し多いかと思ったのですが、中で座って見れるぐらいの人出でした。

写真は、6番の悪魔祓の場面でしょうか。



次は、7番の大蛮の初参り。 今年生まれた子供たちが鬼(大蛮)に抱かれ、無病息災の祈願と氏子入りをする場面です。
起きていた子は最初から泣き出しましたが、ほとんどの子は寝ているか、途中で目覚めても寝ぼけているのか泣く子は少なく、なんとも可愛かったです。



8番の花米です。

 

17番の四天の舞です。





解説にもあるように、神楽は全部で17の舞があり、すべての舞を舞い納めるには約8時間もかかるのだそうですが
今年はそのうちの8つの舞で終わりということで、16時前に終了となりました。
久々に生で聞く独特なビートのお囃子は今回もググッと胸に響きました。
最初のうちは気を使ってフラッシュ無しで撮影してたのでほとんど失敗でしたが、途中からは焚かせてもらい何とか見れるものが撮れました。

ところで、フラッシュの話ですが、
内臓のフラッシュがあるのになぜみんな外付けのフラッシュを使うのかあまり考えなかったのですが、その理由の一つがわかりました。
上の写真で、下部にレンズの影が見事に入っています。 どうも揃えないといけないみたいです。

今晩は郷麓温泉さんに宿泊です。 お客はみんな神楽を見に来た人で、常連さんのようでした。
  部屋はなかなかきれいで、居心地が良かったです。
温泉はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉で、無色。 自分は臭覚を無くしているので判りませんが硫黄臭があるとのことです。
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サッカー、何とか勝ち点3ゲットです。よかった、よかった。
明日は三嶋神社の神楽を見に行きます。


2016. 11. 16 (水)


朝、郷麓温泉の下の川に降りてみました。 山が霞んでいますが、いい天気です。



今日は高野三島神社で神楽を見させて戴きます。 準備中のところからお邪魔しました。
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昨日とダブらないところを載せます。 5番の天の岩戸です。



 

大蛮の初参りは可愛いので載せときます。



 

凄く優雅に舞う人がいて光源氏とダブって見えましたが、今日は体調が思わしくないようで辛そうでした。
あと、それぞれの神社で舞人は違うのかと思っていたのですが、何人かは昨日河内五社神社でも舞っていた人でした。
やはり後継者が少ない問題があるのでしょうか。

 

神楽の合間に子供たちが登場。 目線ありがとうね(^O^)/

 











大蛮の初参りを見てから15時前に神社を後にして近くの滝を見てきました。
長沢の滝です。
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滝の近くの紅葉です。
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この後は、雲の上の温泉に入った後、雲の上のホテルのレストランで夕食、ここの駐車場で車中泊です。
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2016. 11. 17 (木)


雲の上の温泉で朝を迎えました。 周囲の紅葉を撮ってみました。
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朝一番で、近くの神在居の千枚田に行ってみたんですが、なかなかいいアングルが見つからず写真は無しです。

古式神楽はまだまだ続きますが、紅葉も見たいので津野町を後に久万高原町方面に向かいました。
途中、梼原の三嶋神社参道の橋です。
ここでも神楽が奉納されることで有名ですが、梼原では古式を外して津野山神楽と呼んでいると聞きました。
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久万高原町に着きました。 ここでは遍路の旅に戻って2つのお寺さんに参りました。
44番札所の大寶寺(だいほうじ)です。
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次のお寺さんに行く途中立ち寄った久万高原ふるさと旅行村の紅葉です。
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もう一か所、古岩屋の紅葉と不動明王です。
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45番札所 岩屋寺です。
寺までの車道は無いので、30分ぐらい歩いて山を上がらなければなりませんでした。
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かなえる不動です。 洞窟の奥にあるのですが、目が慣れないうちは手探りで進まなければなりませんでした。
こんな洞窟になっていることが知られてないのか、中に入る人は少ないようです。
訪れたら是非お参りして下さい。



このあと面河渓まで走って、渓泉亭から虎ヶ滝まで片道1km強を散策しました。
左は熊渕橋からの水呑の獅子、右は虎ヶ滝です。
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渓泉亭から少し下った面河山岳博物館で、写真家の秋本 栄氏の石鎚山系写真展を鑑賞のあと、博物館から関門辺りまでを散策しました。
関門付近です。 関門は、別名 猿飛岩とも呼ばれており、猿飛佐助の名前の由来となったんだそうです。
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今晩は石鎚スカイラインの上り口の駐車場で車中泊です。
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明日は石鎚山を越えますが、ちょっとエンジン(排ガス浄化関係)が不調で、越えれるかちょっと心配です。


2016. 11. 18 (金)


石鎚スカイラインの入口駐車場の朝です。
昨夜ここで車中泊していたのは私だけでした。 見れば紅葉がきれいです。 今日もいい天気かな。



スカイラインの中腹までは紅葉が見頃でした。
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途中に、御来光の滝を見る場所がありました。 日本の滝100選、落差100mを越える滝です。
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岩黒の峠の少し手前まで来ると石鎚の天狗岳が目の前に迫ってきました。
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岩黒レストハウスでコーヒータイム。 この後、通称UFOラインでR194に抜けます。
UFOラインは尾根伝いに造られたまさに山岳道路でした。
しばらくすると霧が湧いてきてしまい見晴らしはゼロとなってしまいました。 残念(≧▽≦)
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雲を抜けると紅葉がきれいです。
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UFOラインを抜けて一の谷やかたに来ました。 R194への出合いはもうすぐそこです。
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赤い橋から上流を見ると小さな滝があったので近くに行って撮ってみました。 仮名一の谷の滝
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一の谷さんで湯豆腐の昼食を取った後、R194に出て少し下ったところにある木の香温泉に立ち寄りました。
内風呂は淡い褐色の濁り湯で癖は無し、露天は透明な癖無し湯でした。
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次に、仁淀ブルーと言われる水を見たくてにこ淵に行ってみました。
道路からは川まで50m弱を鎖を掴みながら一気におります。
太陽はちょうどいいところにあるのに、今は曇っていて日が射し込みません。 日が射せばもっと綺麗な色になるはず。
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淵への降り口から、向かいの山の中腹に滝が一本見えました。
あれが程野の滝(ほどののたき)かと思ったのですが、後でネットで調べたら程野の滝
東から東滝(別名 ドンドラ滝、トトロ滝)、西滝(別名 赤滝、商人滝)、権現滝、大樽の滝(別名 段々滝)
と呼ばれている4滝を総称した名称であり、見えていたのはその中の権現滝(ごんげんだき)と判明しました。
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今日最後に訪ねたのは、天空の郷、吉延の棚田です。 棚田の写真は難しい。 航空写真にはかないません。
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(コーヒーブレイク)

こんな花が咲いていました。 ツツジの仲間のようですが、狂い咲きでもなさそうなんですが・・。
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今晩は道の駅土佐さめうらで車中泊です。
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2016. 11. 19 (土)


昨夜は一晩中雨が続きました。 朝になると曇り空ですが雨は何とか上がってくれました。
車中泊した道の駅土佐さめうらです。



そろそろ帰る方向に向かいます。
以前、酷道で名高いヨサクは走ったことがあるので今回は平行にあるR195を走って徳島を目指します。

先ずは本山町から穴内川ダムを目指しました。
途中の景色です。
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穴内川ダムに出ました。
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一旦R32に出て、R195に乗り換えました。
R195に入ってほどなく、温泉カフェ 湖畔遊に寄って温泉と昼食を済ませました。
肌にまとわりつくようなヌルヌルの琥珀色をした温泉は初めての体験でした。
(案内には温泉の基準の5倍の成分とありました)
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さらに走ると大荒の滝の看板があったので立ち寄りました。
案内板を見ると3つの滝があるらしいので、順に回ってみました。
先ずは落差20mのつらら滝です(左)。 水量は少なく、枯れることもあるみたい。
そしてもう少し上がっていくと直前の橋の上から大荒の滝が見えてきました(右)。
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大荒の滝(おおあれのたき)に到着しました。 落差38m、オーバーハングした左の岩が今にも落ちてきそうで威圧感が半端ない(・・;)
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最後は大荒の滝から山腹をほぼ水平にぐるっと回って沢を変えて岩屋滝です。
落差25mの二段の滝です。
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遠望できる場所もあったのでそこからの写真も載せておきます。
左が岩屋の滝、右が大荒の滝です。つらら滝は大荒の滝のすぐ下あたりですが見えません。
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(コーヒーブレイク)

この時期、貴重な花です。 素晴らしい花付き、コバノセンナですね。
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香美市の大栃湖まで来ました。 今晩は湖畔で車中泊です。
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2016. 11. 20 (日)


大栃湖畔の朝です。 湖の上は朝霧が掛かっていました。
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今日最初は、ここの近くにある轟の滝(とどろのたき)に行ってみました。
落差82mの三段の滝で、日本の滝100選にも選ばれています。
案内図の様に展望所側から降りて轟神社側に上がってこようと思います。
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展望所から。 後から言えることは、結果的にここが一番の見どころでした。
道路から少し下がったところにあり、上がり降りがきつい方は、あえて滝前まで下ることもないように思われます。
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滝前まで下りました。 結構な高度差で90m近く下りたということです。
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神社側に上がっていく階段の途中で、一段目の滝を上からのぞき込める場所がありました。
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急こう配の階段を上がり切ってようやく轟神社まできました。 朝日が神々しいです。
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轟の滝を後にし、R195を徳島方面に走ります。 途中の景色です。
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途中、べふ峡温泉に立ち寄り入浴。 少しツルツル系のまったく癖のない温泉。
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その後、別府峡にも行ってみました。 今日は日曜日なんですね、車も多くすごい人出でした。
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紅葉はもう遅いのかイマイチで、なぜこれほど人気になるのかよく解からない場所。
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R195をさらに東進、途中の小見野々ダム湖です。 水の色が本当にきれい!
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(コーヒーブレイク)

小見野々ダム湖の上で羽を休めるトビ。
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R195は那賀町平谷でR193に合流し少しの間重なっています。
そのまま更に東進し、那賀川出合橋を渡ったT字路でR193は左に、R195は右にと再び分かれます。今回は左に行ってR193を北に向かいました。
そこからしばらく行ったところのR193道路脇で名もない?小さな滝を発見(左)。 非常に見難いので普通なら気が付かないと思います。
上流にもいくつかの小さな滝がありました(中、右)。
まあ、この辺り剣山系は山が厳しいですから、沢のある所に滝ができるのは当たり前、滝王国と言われるゆえんです。
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今日の最後は四季美谷温泉にたどり着きました。 今日はここで宿泊です。
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チェックインの後、四季美谷温泉のちょうど川向いにある新居田の滝(にいだのたき)を撮影してきました。 落差は約15m。
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今晩はゆっくり温泉に浸かってベッドに寝て、旅の疲れを癒します。




2016. 11. 21 (月)


四季美谷温泉を後にして徳島市方面に向かいます。
天気は下り坂とのことですが、まだ雨は降っていません。

今日最初は、R193に戻って直ぐのところにある大轟の滝(おおとどろのたき)です。
落差20m、川幅いっぱいに幾筋にも落ちる幅広の滝でした。 道路のすぐ下なので道路から撮れて楽ちん (^.^)/~~~
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R193をもう少し進み、大釜の滝の手前に小釜の滝と看板があったので見てみましたが、音はすれど滝は陰で見れませんでした。
そこから少し行くと国道とは思えない手掘りのトンネル。
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トンネルを抜けると直ぐに大釜の滝がありました。 道路からも見えますが下りてみました。
落差は20m。 日本の滝100選にも選ばれている、なかなか幽玄な滝でした。
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滝のある釜が谷の渓谷の紅葉は終盤を迎えていました。



R193は峠越えの途中だけK253に変わります。
土須峠にかかる雲早トンネルを抜けたら眼下には雲が沸き上がっていました。
(写真は、土須峠から少し下った岳人の森観月茶屋の前で撮ったものです)
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神山町に下っていく途中で滝があったので撮ってみました。 出合い滝と書いてありました。
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神山町に来るとお寺さんがあるので向かいます。 向かう途中の景色です。 (杖杉庵)
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12番札所の焼山寺(しょうざんじ)です。 紅葉が見頃でした。
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神山町には滝もあるので立ち寄りました。
1km弱のきついだらだら坂でしたが、途中いくつかある滝と紅葉をゆっくり眺めながら歩きました。
歩道はコンクリで整備されていて歩きやすかったです。

下から、うぐいす滝です。



不動滝です。



もみじ滝です。

    

観音滝です。



日本の滝100選、雨乞の滝(あまごいのたき)です。 折しも先ほどからパラパラと雨が降りだしました。
2つの滝がありますが、カメラに収めるにはこの間隔が何ともバランスが悪く、1つずつの滝として撮った方がいいようです。
滝の上のモミジがきれいです(^O^)/
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左が落差27mの雄滝、右が落差45m二段の滝で雌滝と呼ばれています。

    

今回、滝はこれで終わりです。
四国の旅のスタート辺りに戻ってきました。 あとはいくつかのお寺を廻ります。

11番札所の藤井寺(ふじいでら)です。
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13番札所の大日寺(だいにちじ)です。
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14番札所の常楽寺です。
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15番札所の国分寺です。 入口の解り難いお寺さんで、けっこうウロウロしました。 本堂を改修中でした。
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17時になって本日はタイムアップです。 今日は徳島市石井町のコンビニ駐車場で車中泊です。
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明日はあと2つお寺さんを廻ってから、フェリーで和歌山に渡ります。


2016. 11. 22 (火)


今日はお天気、最高になりました。
昨日、廻れなかった近くのお寺さん2つを廻ってからフェリーで和歌山に渡ります。

先ずは、16番札所の観音寺です。
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(コーヒーブレイク)

コスモスが朝日を受けてゆらゆら・・。
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次に、17番札所の井戸寺(いどじ)です。
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今回予定のお遍路のお寺さんはこれで終わり、四国とお別れです。

11時出港の南海フェリーで和歌山港に13時着。
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和歌山城内に紅葉渓庭園(もみじだにていえん)があるので寄ってみました。
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庭園です。カエデの紅葉はまだ少し早いようです。
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すでに帰り道にあるわけですが、
途中いくつかのモミジ寺に寄りながら紀伊半島を奈良経由で突き抜けて帰ろうと思います。

最初は、時代劇のねごろ衆でお馴染みの根来寺です。
大師堂、大塔などの一部の拝観は16時までとのことでそれらを近くで見れませんでしたが、周りは自由に歩けました。
こちらも紅葉の見ごろにはあと一週間ぐらい必要かも。
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柵の外からの撮影。
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国宝の大塔が夕日をうけてオレンジに染まって綺麗でした。



開祖、興教大師の御廟。 もう薄暗くなってきて、他に人はいない・・・ブルブル
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明日は、先ずは桜井市にある談山神社に寄る予定なので少しでも近くにと五條市まで走りました。
今晩はここのコンビニ駐車場で車中泊です。
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2016. 11. 23 (水)


今日最初の訪問地は談山神社(たんざんじんじゃ)です。
拝観時間は8時半からですが、早く行き過ぎたので30分ぐらい待たされました。
近くの店の方によると、3、4日前が一番で、雨で冴えが少し落ちたとのこと。
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談山神社といったらこれ、十三重塔です。





次は、奈良盆地を北上し、正暦寺(しょうりゃくじ)です。
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福寿院です。
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最後に、圓成寺です。
こちらは奈良の東の山の中にあるためモミジはすっかり散ってしまっていました。
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今回の旅はこれで終わりとし、岐路につきました。
19時過ぎに帰宅。


m(__)m 最後までご覧いただきありがとうございました m(__)m


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